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今迄出来ていた事が出来ない。家事、仕事、育児が思うように出来ない。。。周りからは「怠け者」「女失格」「仮病」いろんな言葉が容赦なく投げつけられる。『誰かわかってよ』どんなに泣いても、わかってもらえない。そのうち、自分が生きているのかわからなくなった…。そんな時、ふと目に付いたのが、仕事に使うカッターだった。何も考えずに腕を切った。痛みも感じなかった…血も出ない…『私死んでるの?』そう思って白く開いた傷口を見ていたら、突然血がポタポタ流れ落ちた。『あ、生きてる』 涙もポタポタ流れ落ちた。その日からだった。自分が生きてる証を確かめるように、リストカットを続けた。
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