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めぐり(M)
「風が吹いて、駆け抜ける」
(橋の上で三人を見ている)
めぐり(M)
「私を――、私を、見て」
ひな
「キャハハ♪、お兄ちゃんは甘い甘い、甘すぎる!」
なるみ
「相変わらずだぁ、本当に」
あすか
「別に良いもんじゃないけど」
めぐり(M)
「希宮あすか」
なるみ
「わ、私ね、そう言えば……」
めぐり(M)
「いなくなれば良かったのに」
ひな
「ふぇえ……羨ましいよ~」
あすか
「他人のだろ―が」
ひな
「だってだって~!」
なるみ
「いいよ、一つひなちゃんにあげる」
めぐり(M)
「その『プレゼント』さえ、無ければ良かったのか。私にはもう、わからない」
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