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支配人に案内され、ようやくボクたちはお見合いの席に着いた。
どうしよう、すごく緊張する。
ん~、やっぱり逃げようっっ!
ボクは初めて姉さんに逆らおうと決心した。
『ごめん、姉さん。お手洗いに行ってくる。』
「…そうね、まだ来てないから行ってきなさい。」
よし、お許しの言葉いただきましたっっ!
ボクは急いでトイレに向かった。
しかも、入り口近くの。
よしっっ、このまま逃げればいい。
どかっ。
『いたた…。』
何かにぶつかった。
「大丈夫ですか?」
その「何か」は人でかなりの美形。
こんな人が世の中にいるんだ。
ボクは正直見とれていた。
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