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「それで、どうするんだい?」
「な、何を?」
「隆文先輩のこと。」
「べ、別に何もしなくていいと思う。」
「えぇ!?つまんない!!」
「こらっ!!愛花!!雪花をあんな奴に近づけさせない!!」
「だってぇ・・・」
愛花はプクーっと頬を膨らませた。
「それで、雪花ちゃんは隆文のこと好きなの?」
「好きじゃない。」
「ほらっ!!雪花だって言っているだろ。」
「えぇ!?つまんない・・・」
「愛花、そうは言うけど雪花ちゃんの答えがそれなら仕方ないわ。」
鈴花は愛花をなだめるようにいっていると・・・
キーンコーンカーンコーン
「あっ、チャイムだ!!」
「あの、今何時間目?」
「今ので6時間目が終わったよ。」
ガーン!!
嘘ぉ・・・
私、初めて授業サボっちゃったよ・・・
雪花はガクリと肩を下ろした。
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