夏休み・前編

12/43
前へ
/183ページ
次へ
「だって、せっかく海に来たのに泳がなかったら寂しいじゃん。」 そう言った隆文はニカッと笑った。 雪花は呆れた顔をしたが、隆文の笑顔を見て微笑んだ。 ドキン・・・ やべぇ・・・ 可愛いな・・・ コノヤロウ!! 隆文は雪花の笑顔を見て顔が赤くなり、これ以上見ていられないので、男が帰って来ないか見てみた。 すると、何やら白い袋を持って来ている男が見えた。 そしてその男は袋を隆文に渡してテントの準備をするために戻った。 「ほらよ・・・」 隆文は袋を雪花に差し出した。
/183ページ

最初のコメントを投稿しよう!

694人が本棚に入れています
本棚に追加