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僕は欠伸を一つ溢して、
重たい瞼を擦りながら眺めていた
重たい瞼を擦りながら感じていた
君がいないスペース
君が残した温もり
今ここに君が居てくれたら、
怖い夢を見たよ、 って言って
君の細い細い身体を、ぎゅっ て出来るのに
まるで今までの幸せな記憶の方が
夢だった様な、幻だった様な、
そんな呆気なさだけがぐるぐると廻る
顎を伝ってシーツに塩水が落ちる
ここにいない君に、願う
忘れないで
忘れないで
僕の事を嫌いになっても、
僕の事を(想いを)、忘れないで
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