壊れた喉で綴った歌は、 やはり腐りかけでした

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嗚呼、なんという事でしょう 何度も何度も誓いを立てたのに。 立てた、筈だったのに。 畏れていた事が起こってしまった 貴方の存在が、私の中から消えていく 貴方の笑顔が、 手が、 声が、 温もりが、 霞んだようにしか思い出せないの。 好きなのに、 今も変わらず、思っているのに、 貴方の存在が私の中から零れ落ちて、霞んでいく。 ごめんなさい。ごめんなさい。 こんな私で、ごめんなさい。
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