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その後は走り去るのどかを追おうとハルナと夕映はネギに有無を言わせない勢いで返事をもらい、慌ただしく去るのだった。
茶々丸「あ、あの‥失礼しますネギ先生、皆さん」
そして、矢継ぎ早に耳に入るのは無機質な声。
その声の主であるロボット少女・茶々丸が濃い赤地に橙色の紅葉の絵柄がはいった着物を来て佇んでいた。
彼女がその右手に持つ小さな幟(ノボリ)の様な物からも伺えるように彼女も自らが所属する茶道部のお誘いであろう。
案の定、茶道部での野点の誘いと、彼女のマスターであるエヴァンジェリンの所属する囲碁部のチラシを渡すと彼女はネギに何かを言おうと躊躇するものの、そのまま物凄い勢いで去っていった。
そして、今もまた一人‥
小太郎「なぁ~、ええやろぉ。一緒にでよぉや、ネギー」
つい先日、この麻帆良学園に編入してきた少年・犬上小太郎が四人の元へと来ていた。
彼の要求はただ一つ。
『一緒に学園祭で行われる格闘大会に出ろ』である。
ネギ「だから、出ないよ僕」
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