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メイ「あ、えっと、大声だしてすみませんでした。わ、私二年の佐倉愛衣(サクラ メイ)っていいます。それでこちらが‥‥」
高音「女子校等部二年、高音・D・グッドマンよ。さっきは、その、あ、ありがとう」
それぞれ簡単な自己紹介を済ませるが二人共頬がうっすらと朱がさしている。
要「柊 要だ‥‥まぁ、何故かそっちは知っているみたいだがな」
メイ「はうっ!?だ、だって要先輩、学校でスゴイ有名なんですよ?」
確かに、要は女子中等部に何故かいる唯一の男子生徒。
その上、その若干吊り上がった目は少々威圧的だが、その容姿は女子受けが良いため、その噂は編入当初から瞬く間に学園に広まっていた。
そんな編入から早二ヶ月が過ぎているのだ。このメイと言う少女が知っていても何ら不思議はないのだ。
事実、彼の知らない所でひそかにファンクラブなるものが結成されているとか、いないとか‥‥
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