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高音「アナタ、いったい何者です?」
しかし、それは一瞬間にしか過ぎず、すぐに高音とメイはそれぞれが臨戦体制をとる。
要「‥‥同業者だ」
言おうか、言わまいか迷ったものの、現在の優先順位を考えた上で、要は右手にパクティオー・カードを持ったまま両の手を肩まで上げ、敵意の無いことを示す。
『すみませんでしたっ!!!!』
その後、森に現れた悪魔らは先に到着した刹那と龍宮の二人が討伐したとの連絡が入り、ついでに高音とメイの誤解を解いてもらい現在に至る。
その後、最初に二人が発したのが先の言葉になる。
要「構わん、気にするな‥」
実際、今回の元凶はこの二人の勘違いなどではなく、他に予想がついている。
事実、要が今回の様な勘違いに巻き込まれたのは二回目。
一回目は編入初日、刹那と龍宮の二人に今回と同じ疑いをかけられたのだ。
そして、その時の元凶は学園長の連絡ミス。
と、なると今回の元凶も自ずと絞られるのだ。
要(学園長も歳には敵わぬ、か‥)
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