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コンコンッ。
「はい?誰?」
「修大だよ。」
「修大クン!?どうぞ。」
未羽の元気な声がした。
「失礼します。」
「いらっしゃーい!」
前みたいに元気で明るい未羽。
足りないのは記憶。
「未羽チャン…これ。」
修大は、水色のアルバムを取り出し未羽に見せてみた。
「これなーに?」
アルバムを指差す未羽。
「アルバムだよ。」
「へー。アルバム?」
「うん、僕と未羽チャンが写った写真だよ。ほら、これとか。」
一枚一枚ページを捲りながら未羽に思い出を話した。
こうすれば記憶が戻るかもしれない。
修大は必死だった。
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