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未羽は、2ヶ月後に病気を退院した。
記憶は、少しずつ思い出していた。
「未羽ー!ここがあなたのお家よ。」
飛鳥は、張り切っていた、未羽が退院出来たからだ。
「すごい~!!大きなお家!」
「今日から家族でゆっくりと記憶を戻そうね。」
「うん!」
未羽の家は、シングルマザーで父親がいない。
「パパは、いないの?」
「えっ…。」
「修大にはいたよ!未羽にはいないの?」
「ごめんね。パパはいないのよ。」
「そうなの?でも、未羽にはママがいるからへーきだもん。」
「未羽…。」
飛鳥は黙って未羽を抱きしめた。
ピンポーン
「未羽チャン!」
「あっ!修大だぁ!」
「未羽、遊びに行ってきたら?」
「いいの?」
「いいわよ。でも、五時までよ。」
「はーい!」
それから未羽と修大は毎日遊んだ。
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