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そんなカルマの言葉に、司王は何も答えない。
その代わりに深いため息をつくと、ハンマーを片手にゆっくりと足を前に動かす。
そしてミューズと楽しそうに話している鷹夜の前まで歩を進め、司王はその腕を掴んだ。
「司王……？」
「さっさと行くぞ。
俺はそこまで暇じゃないからな。」
不機嫌そうな顔で言う司王。
そんな司王を鷹夜は不思議そうな顔で下から覗き、先程までとは違う小さな声で言った。
「一緒に行ってくれるの……？」
「誘ったのはお前だ。
言ったことの責任くらいはとれ。」
鷹夜は鼻を鳴らす司王にしばし見とれた後、満面の笑みで頷いた。
「うん―――それじゃあミューズさん、あの場所の蛍石もらうね。」
「はい、いくらでもお持ち帰り下さい。」
鷹夜の笑顔につられるようにミューズも笑い、道を照らすように前に移動した。
「さぁ、参りましょう。」
その言葉に鷹夜は頷き、うれしそうに司王の手を引っ張っていった。
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