前進

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その後……雪夜と沢山話をした……。まだお互いのことなんて知らないことが…多すぎたから……。 雪夜は…見た目すごく若いのに……実は……私より七つも年上だった事……。 恵子さんが亡くなって約五年近くも車椅子生活だったため…すごく足が細くなっていたこと…。 今日が…雪夜の誕生日だと言うこと………。 私は…用意していた、雪夜へのクリスマスプレゼントを…誕生日プレゼントも兼ねて渡した…… 渡したものは…スニーカー。 サイズなんて知らなかったから28㎝の物を買っていた。 雪夜には…少しでかかったけど気に入ってもらえたみたいで……嬉しかった。 『ごめん…僕は、何も用意してなくて……』 誤る彼に私は言った……。 「プレゼントなら…もらったよ。」 『えっ?』 「雪夜に歩いて欲しかったからスニーカーにしたんだ……。だから…プレゼントは…いま目の前にあるから……最高のプレゼント」
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