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私、木下 未来は
背中に天女を背負っている…。
【羽衣天女】
人間界に降りてきて水浴びをしていた天女達…。
それを陰からこっそり見ていた1人の男は、木に掛けてあった天女の羽衣を1枚隠してしまう。
羽衣を隠された天女は
天に帰れず1人泣いていると
そこに男が現れて、その天女に優しく声をかけると自分の家に連れて帰った。
そしていつしか…。
共に暮らす2人は恋に落ち夫婦になると子供を授かった。
幸せな日々。
しかし、そんなある日
天女は、男が隠し持っていた羽衣を見つけてしまう。
羽衣を隠した男が自分の夫だと知った天女は…
羽衣を取り返し
天に帰ってしまったとさ。
私が知っている羽衣天女は、こんなお話し。
羽衣を取った相手と知らず男を愛したが。
知った途端、冷たく天に帰ってしまった天女。
一目惚れした天女を自分の妻にしたいが故、
自ら羽衣を奪い近付き、夫婦になっても、それを隠し続けた男。
いったい…。
どっちが悪いのだろう?
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