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彼の名は…長瀬 優  私より2つ年上で…。 繁華街の酒屋で働いていた。 助けてくれた彼を…信じきっていた私……。 やさしい優…。 私達の距離が縮まるまでに時間は、かからなかった。 …私は羽衣を隠されているとは…知らずに……。 彼を愛した。 もともと家に帰りたくなかった私は次第に優の部屋にいりびたるようになったんだ…。 そして二人は、必然のように…体を重ねる… 何度も…。何度も…。 あんな親をもった私には…優が全てだった…。 この世に取り残された私を必要としてくれる人なんて …優だけだったんだ。 羽衣をみつける あの日までは……
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