AQUARIUM DREAM

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 ゆかりの言う通りだった。こんな事、もう忘れてたけど、確かに昔は本気でそう思ってた。  でも、そんなの昔の事だ。  そりゃあ、今でも小説を書くのは好きだけど……。 「…昔そうだったからって、今でもそんな事考えてるとは限らないじゃない。」  どうしてだか解らないけど、凄くイライラしてきて、それが顔にも出ていたのかもしれない。 「…もしかして、怒った?何か悪い事言っちゃった?」  ゆかりに心配そうにそう聞かれて、慌てて、 「別に怒ってないよ。」 って、笑ってみたけど、上手く笑えなかった。 「…もう帰るね。」  何となく気まずい雰囲気になってしまい、私は立ち上がってそう言った。 「あっ、送っていこうか?」  ゆかりがそう言ってくれたけど、私はそれを断って、一人で家へ帰った。
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