退屈①

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〈オタク界〉 リャーク「は~退屈だぜ。わざと人間界にノート落とすとするか。」 リャークが右手に持っていたノートを人間界に落とす。 グッグ「おいリャーク。お前正気か。」 リャーク「ひゃっひゃっひゃ」 この死神が人間界に落とした一冊のノートから二人の選ばれし者の壮絶な戦いが始まる。 〈学校の放課後〉 ム~ビ~が外の景色を眺めているとグランドに一冊のノートが落ちていることに気づく。 ム~ビ~「ノート?・・・」 ム~ビ~それをグランドに行って拾い中身に書いてあることを読む。 ム~ビ~「これはオタクのノートです。ぷっ。HOW TO USE、使い方・・全部英語か面倒だな・・このノート名前を書かれた人間はオタクになる。ははは。ったく、なんで皆こういうくだらないのが好きかな」 ム~ビ~家に帰る ム~ビ~「ただいま」 ム~ビ~部屋に入りノートの説明を読む。 説明 ①書く人物の顔が頭に入っていないと効果はない。ゆえに同性同名の人物に一遍に効果は得られない ②名前の後に人間界単位で40秒以内に何系のオタクかを書くとその通りになる ③何系のオタクかを書かなければすべてがアニメオタクになる ④何系のオタクかを書くと6分40秒詳しいオタクに染まっていく経路を記載する時間が与えられる ム~ビ~「悪戯もここまで手が込んでるとまあまあかな・・名前を書くとオタクになるか・・くだらない」 〈5日後〉 ム~ビ~「ふふふっ欲しいものは手に入った」 リャーク「気に入ってるようだな」 ム~ビ~「う、うわっ!!」 ム~ビ~は思わずびっくりして倒れ込む。 リャーク「何故そんなに驚く。オタクノートの落とし主、死神のリャークだ。さっきの様子だとそれが普通のノートじゃないって分かっているんだろ?」 ム~ビ~「しっ死神!・・死神か・・驚いてないよリャーク・・いや・・待ってたよリャーク」 退屈①終
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