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前に地球に来た時からそうだけど夜天君、優しいね
夜天の優しさに思わずうさぎは笑みを漏らす。
「夜天君、隣いい?」
「来れば?」
うさぎは、その言葉に、やった!と意気込み勢いよく立ち上がる。その勢いで、二人が乗っている観覧車がグラリと揺れる。
「わわっ!;」
「ッのバカ!!;」
うさぎはバランスを崩し体が大きく傾く。うさぎは倒れると思い、目を固く閉じる。
「ッ!?」
だが、何時までたってもうさぎには衝撃が来なかった。
・・・・?;
な、何で?
うさぎは不思議になり、恐る恐る目を開ける。最初に目に入ったのは布だった。
布・・・・というより
服・・・だよね?・・・これ
うさぎは2、3度瞬きをすると、ふとある事に気が付く。
この香り・・・・
夜天君がしてる香水の匂い・・・・・・
まさかと思い、うさぎはゆっくりと顔を上げる。
「夜・・・・天君?」
「たく、何してんだよ!」
うさぎは夜天の胸にダイブする形で、夜天に抱き止められていたのだ。
「ッ!!////」
それを理解した途端、うさぎの顔が瞬時に赤くなる。
「月野?」
「え、あ、ご、ごめんなさい!!///」
夜天の膝の上に乗っているので自然に、夜天がうさぎの顔を見上げる形になる。
うさぎはそれにさえ、ドキッとし慌てて夜天の上から退こうとしたが、退くことが出来なかった。
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