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ぎゅっとタオルを握りしめて、顔を上げ間宮くんを見る。
「ん??どしたの??」
それに気付いた間宮くんはこてんと首を傾げた。
かっ…可愛いなこんにゃろーっ!!
「あ、の、」
早鐘を打つ心臓と熱くなる頬。
ぎゅっと目をつむった。
「……ッありぎゃと!!」
「……………」
………………噛んじゃったよぉぉぉ!!
「ありぎゃと」ってなんだよ!?なに!?ぎゃって!!普通噛まないよ!!
ああっ!本当もう最悪…っ
恥ずかしくて俯いていると、
「…………ぷっ」
声を殺したような小さな笑い声が聞こえた。
…間宮くん、絶対笑ってる。
ちらりと見れば、必死に笑いを堪えている間宮くんの姿が。
「あ、の…間宮くん…??」
「ぶっ…ごっごめ…っハハ!なんてゆーか…!」
笑いすぎだよ。
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