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「って、うわっ!こんないっぱいあんの!?」
「あはは…」
「これ日比谷1人で作るの!?」
「え、ま、まぁ…」
驚いた顔でぐるんとこっちに顔を向ける間宮くんに何故だかドキリとしつつも頷いた。
「そっかぁー、マネージャーって大変なんだなぁー」
間宮くんはまたコテンと首を傾げてそう言うと、『よしっ』とボトルを手に持った。
…?、なに??
「間宮くん??」
「これってとりあえず水入れればいいの??」
「へっ??あ、うん…。そうだけど…」
って……
「え!?まま間宮くん!?」
「ん??」
ん、じゃなくて!!
なんでボトルに水入れてるの!?
「なにして…」
「なにって、ドリンク作り」
「ドリンク…なんで間宮くんが!?」
「え??だって」
ボトルのふたをきゅっと閉めて間宮くんは不思議そうに私を見た。
「日比谷1人じゃ大変じゃん」
「え…」
まるで当たり前のことのようにさらりとそう言う彼に、思わず戸惑った。
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