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「ナイスシュー間宮!!」
「!」
その声に反応して急いで間宮くんの姿を探した。
いた!
――スパンッ
ちょうどきれいにシュートが決ったところだった。
それもスリーポイント。
また一本、ボールがきれいにネットをすり抜けていく。
すご…、あんなきれいに何本も決めるなんて……。
汗を流しながら真剣な表情でゴールを見据える間宮くんに釘づけになる。
一本一本を真剣に、確実に決めていくその姿は、私の目を奪うには十分だった。
「この際、間宮くんに揉んでもらったらぁ??」
「ぶっ!!!」
いきなり耳元で聞こえた星の声に吹き出した。
なっ…なななな…!!
「何言ってんのっ!!;」
「だってー、最近仲いいみたいだし、そのほうが大きくなるっしょ??」
「なっ!なんないよバカ!!!;」
ニヤニヤしながら悪戯っぽく笑う星。
絶対遊んでやがる……っ!!
「マネージャー!どっちかシャトルランのカウントおねが――…」
「はいはいはい!!私やりまーす!!」
天の助けの声を聞いて速攻手を上げその場を走り去る私。
助かった…!;これ以上居たら何言われるかわかったもんじゃないありませんよ!!;
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