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「え～と、じゃあ今から３年対１、２年の紅白戦をします」
「えーマジっすかー??」
「いいんすか先輩、下克上しちゃいますよ」
「そーゆーことは俺に１on１で勝ってから言え。オーダーは３年は俺が決めるから、１、２年は矢野が決めて」
「はーい」
「紅白戦かぁ…」
「て言っても遊びでしょ??アレ。でも一応スコア付けとくか」
いつもより多い人数のせいで体育館が狭く見える。
ただでさえバスケ部は部員が多いのに…。
私は一応このバスケ部のマネージャーをしている。
中学のときはプレイヤーだったんだけどちょっとしたわけがあり今はマネージャー。
まぁ、バスケにたずさわりたいってのもあったけど、この部活に入った一番の目的は……
「芽～依っ!」
「へっ??」
いきなり飛んできた声と目の前でヒラヒラと動く手に驚いて声を上げた。
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