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「まーた間宮くん見てたでしょ??」
「…あは」
同じマネージャーの星(アカリ)が明らかに呆れた顔をしてため息をつく。
「ほんっと、芽依は間宮くん好きだねー」
「ぎゃー!ちょっと星っ!声大きいから!!」
「あんたのほうが大きいっつーの」
あたしはこのバスケ部のキャプテン、間宮空(マミヤ ソラ)くんが好きだ。
……そーゆーヨコシマな理由だけで入ったんじゃないからね!?
一番の決定打だったけど!!
間宮くんは中学のときから知ってた。
身長もそこまで高いわけじゃないのに、間宮くんはすごい存在感があった。
それは、プレーしたあと、更に深くあたしの脳裏に焼き付いた。
彼はとにかく上手かった。
もちろんそれも印象に残ったひとつの理由だけど、一番は、
試合をしているときの、キラキラとした真剣な姿。
シュートが決まったときの無邪気な笑顔。
その不思議な、コロコロと変わる彼の表情に一瞬で惹き付けられた。
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