不可能なんか蹴散らしましょう

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「そんなことされたの!?」 「ホントムカつく奴な岸波!負けたくせに何であんな余裕そうなんだよクソッ」 思い出すだけでも腹が立つ!腹が立って仕方ないから体育の後物凄い勢いで額洗いましたよ。わしゃわしゃと。 やりすぎて少しヒリヒリするけど。 只今晴子と昼食タイム。 自信作の唐揚げを啄みながら岸波の愚行を報告する。 「岸波君てそんな人なんだ…。意外」 「そうそう。だから晴ちゃん、近づいたらダメだよ」 「いや、岸波君と面識ないから私」 「なら安心」 卵焼きを口に放りながらお互いに笑う。 その後は二人でおかず取り替えたりして和気藹々と昼休みを過ごしていたのだ、が。 「足らない!!」 「じゃあ購買行けば?」 「そうする」 というわけで、購買へと向かうことに。メロンパン食べたい。 ちゃっかりクリームパンを頼んできた晴子の声を背に受け、階段を降りていった。
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