1.新入生

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―次の日。 一人グラウンドにやって来た春日は、グラウンド整備をし始めた。 まともな練習どころか、キャッチボールすらできない毎日。 一人孤独を感じ、野球に打ち込む。 「今年の1年生に賭けるしかないんだ…。」 再び力を入れ、グラウンド整備をし始めた。 そのとき、 「こんちわ~す。」 向こうの方から、小さな身体の前髪ちょんまげ少年と、マフラーを掛けた、こちらも決して大きくない白髪少年がやって来た。 「どちらさまですか??」 するとちょんまげ少年が、 「何言ってんの~僕たち野球部入りにきたんだよ~!!」 「本当に!?」 無口なのか、マフラーの白髪少年は、 「うんかも…。」 と小さな声で頷いた。
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