150人が本棚に入れています
本棚に追加
―次の日。
一人グラウンドにやって来た春日は、グラウンド整備をし始めた。
まともな練習どころか、キャッチボールすらできない毎日。
一人孤独を感じ、野球に打ち込む。
「今年の1年生に賭けるしかないんだ…。」
再び力を入れ、グラウンド整備をし始めた。
そのとき、
「こんちわ~す。」
向こうの方から、小さな身体の前髪ちょんまげ少年と、マフラーを掛けた、こちらも決して大きくない白髪少年がやって来た。
「どちらさまですか??」
するとちょんまげ少年が、
「何言ってんの~僕たち野球部入りにきたんだよ~!!」
「本当に!?」
無口なのか、マフラーの白髪少年は、
「うんかも…。」
と小さな声で頷いた。
最初のコメントを投稿しよう!