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「先輩~部員いないんでしょ?」
「みんなで集めようよ!!」
突然そんなことを言われ驚いた。
同じ志を持つ者と出会えたのだ。
これは、なんとかなるかもしれない。
「おれ…春日あおい。3年生なんだ…よろしくね。」
「僕、桃丸隼人。こっちは白(ましろ)悠くんだよ~。」
「僕たち同じ中学なんだ~。」
「…よろしくかも。」
うつ向きながら白も挨拶した。
「まさか部員が先輩一人なんて思わなかったよ~。」
「まっみんなで頑張って部員集めよ~!!」
桃丸が気合いを入れたそのとき、グラウンドの向こうから、1人ユニフォームを着た白髪少年が歩いてくるのが見えた。
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