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「当たらなくても…振らなきゃ…。」
しかし、3球ともド真ん中だったが、1球としてかすることすらできなかった。
「これが、先輩のレベルっすか…。」
春日はうつ向いてしまった。
「おれが、この野球部変えてみせますよ。」
「…。」
しばらくして、桃丸がマウンドに駆け寄ってきた。
「もしかして、村雨く~ん?」
「知ってるのか?」
「有名じゃ~ん。西院王中の村雨くんでしょ?」
「西院王中って全国区だよね?」
「なんでこんな高校に来たの?」
「色々あってな…。」
うつ向いていた春日も顔を上げ、
「君西院王中なんだ~さすがだね。こんな球打てないや。」
「君は、新誠のエースだね。」
「うっす…。」
…これは、すごい子が入ってきたな~。
1年生にして、140出すってどんな子だよ。
そのとき、またもや1人グラウンドに乱入してきた。
「ちょっとまった~~!!!」
「!?」
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