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風もない真っ暗な海で ふと横顔に感じた視線 わざと逸らした瞳その意味を 触れる前にどうか 理解って欲しかった 逆らえない唇 あぁまた繰り返す過ち いつも"誰か"を傷つけながら 淡い緑の一番星 あの十字架を忘れない 『逢いたい』が許されるのは あたしじゃなくても 甘くてずるい優しさを また信じようとしてる 見送るための背中を 抱きしめたまま 苦手だったタバコの煙 やっぱり好きにはなれないけど あなたの腕の中 その香りに 包まれてる時だけ幸せだったのに 重く深い静寂 涙で言えなかった言葉は いつか2人を壊す"I Love You" この手を繋いでくれるなら それでもいいと思いたい 冷たい温もりに 気づかないふりをしても 音もたてず零れてゆく 指先に託した願い 最後に見せた笑顔は あの頃のまま この手を離す時が来ると あなたは知っていたのかな 淡く光るあの十字架に 今は何を想うの……
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