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そう、今日は高校の入学式。
推薦入試であっさりと合格を決めていた俺は、この日を長く待ち続けていた。
――優子と同じクラスになれればいいなぁ…。
この優子こそ、俺が小学生の頃から片思いしていた中村優子。
顔がロリ系でなおかつ性格もいいため、中学の時はかなりモテていた。
しかしなぜか優子は、告白されるたびに断っていた。
――優子はかわいいから理想が高いんだろうなぁ。
できるだけこんなことは考えないようにしているが、どうしても考えてしまうのが悪い癖だ。
…ちなみに俺も何回か告白されてきたけれど、好きな人がいるからと断ってきた。
それほど俺の優子に対する思いは強いのである!
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