入学式

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「さぁて、そろそろ来るかなぁ。」 俺は急いで準備を整えた。 …といっても、着替えて髪をたてるだけなんだが…。 とそこへ、 「龍~、おっせぇぞ!」 ――朝っぱらからうるせぇなぁ。 こいつは斉藤健太 小学校のころからの心友である。 顔はまぁ人並みだが、クラスのムードメーカー的存在であったため、恋愛経験は少ないわけではない。 俺のよき理解者である。 「いま行くからちょっと待っとけ。」 俺は急いで健太のもとへいった。
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