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優子の姿を見るなり、俺は声にだして名前を呼んでいた。
優子はとても大人びて見えた、というわけではなく、変化としては少し髪がのびたくらいだけかと思わせられるほどの様子だった。
「龍、久しぶり!」
「おう!」
「ちゃんと…待っててくれたんだ。」
「当たり前だろ!俺の気持ちに変わりはねえよ!」
「じゃあまたあの言葉を言ってくれるの?」
優子が少し恥ずかしそうに言った。
「今言ったほうがいいのか?」
その言葉に優子はゆっくりとうなずいた。
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