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俺達が笑いながら家に着くと、玄関口で6人の大人達が立ち話をしていた。
すると、その姿を見たミユキは突然、俺達の手を話すとその大人達の方に走り出した。
「ジイチャ、バアチャ」
ミユキの可愛らしい声に大人達は気が付くと、それぞれ嬉しそうな笑顔を見せていた。
俺の両親……
チヅルの両親……
そして……
ミユキの両親……
俺達の事を優しく見守ってくれた人達……
でも、今は俺達以外にもミユキの事も見守ってくれている。
まぁ、単なる孫を可愛がる祖父母のだけなんだが……
でも、ミユキの両親も俺達の両親と同じように、俺達の子供を可愛がってくれている。
だから、ミユキにとっては祖父母が"6人"居るような感じだ。
そんな祖父母達に頭を撫でられると、ミユキは嬉しそうに笑顔を見せていた。
その微笑ましい光景のそばに俺とチヅルはゆっくりと近づいた。
「もう……みんなして……」
チヅルは自分達の両親のミユキに対してのはしゃぎように溜め息をしていた。
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