ある少女の恋の詩

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  「…俺は…」   「返事はいいわ…」   子どもみたいに不安そうな顔で泣いている彼に私は、笑う。   今度はちゃんと、笑えてる?   「あっちで逢った時に  教えて?」   私の言葉の意味を理解して――     「またね?」     彼が、泣く。   
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