王との出会い

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試験当日 試験は、魔導師は城の特殊結界の中、騎士は城にある鍛錬所で行われている。 他にも、騎士、或いは魔導師として必要な頭脳などを試す試験がある。 サイは騎士試験も魔導師試験も受けるみたいだ。 受付「サイ・クルーさん、最初は特殊結界の方へ…」 サイ「分かりました。有り難う御座います。」 ニコ サイは受付にお礼を言った後、フワリと微笑んで魔導師試験会場に足を向けた。 サイが微笑んだ事により、その場に居合せた全員が赤面したまま固まっていた。 コンコンッ サイは試験会場の扉をノックした。 「はい。」 中から出て来たのは、魔術の使い手として有名なライト一族の者だった。どうやら試験官のようだ。 サイ「試験を受けに来サイ・クルーだが…」 試験官「あっ!!君が噂の!」 サイ「噂…ですか?」 試験官「そうなんだよ。ほら、この試験は何かと厳しいだろ?大人でも受けるにはかなりの覚悟が必要なのに、君はまだ8歳だというからね…」 サイ「はぁ…」 試験官「まぁいいや!取り敢えず中入って… …じゃあ、試験内容を説明するよ。 1、まず、300m先の的に魔法を放って。 2、次に自分の一番の魔法を見せて 3、これが一番大変なんだけど、特殊結界を壊してほしいんだ。 こんなものかな。因みに、3は失敗しても外に出られるから心配しないでね!」 サイ「分かった。」 試験官「じゃあ、始め!」 30分後 サイ「結界、壊しましたが…」 試験官「あ、あぁ、ご苦労様!次行っていいよ!」(30分で終わっちゃうなんて…それにあんな魔法見た事ないし…) サイはその後、残りの試験を全て5~10分で終わらせてしまった… 合否は明日明白になる…
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