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試験が終わり、シンッとなった城内。今は騎士、魔導師の選別に忙しくなっている。
大広間には、本日の試験官達と、王達がいた。
大臣「ライト一族の者よ、今回の試験、どの方が一番だったのだ?」
試験官(魔)「はぁ、それが、今噂になっているサイ・クルーさんなのですが…」
ハイ「ほぅ…お前が言うんだ。それで?内容的には?」
ハイの言葉に他の者も興味が沸いたらしく聞く態勢になった。
試験官(魔)「えぇ、まず300m先の的に魔法を当ててもらったんです。
そしたら一発で的に当り、的は粉々に…」
カイル「粉々?結界は張っていなかったのか?」
試験官(魔)「いえ、きちんと張りました。
それで、次は魔法を見させて頂いたんですが、これがまた見た事の無い術だったんです。」
王「へぇ~」
試験官(魔)「最後に、特殊結界を壊してくれって言ったんですけど、それもさっさとして退けてしまいまして…」
ルーイ「!?特殊結界を!?凄いな…
じゃあ剣術はどうだった?」
試験官(剣)「開始3分でクリアしました…」
因みに、剣術はブラック一族が得意としていて、試験官もブラック一族の人だ。
オルマ「なに!?3分って…後で詳しく聞かせてくれ!」
試験官(剣)「分かりました」
結局、後の試験もそんな様なもので、リドア達のサイに対する謎を深めただけだった。
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