8人が本棚に入れています
本棚に追加
ヒトの命のモノに例えると
蝋燭みたいだと思う
ヒトは誰しも
生まれたときから
蝋燭の太さ細さ長さ短さを知らない
生まれ出でたその瞬間から
一定に燃え続けるのか
弱々しく灯っているのか
燃え盛る業火となるのか
それもわからない
火の色もただ赤一色なのか
それとも違う色となるのか
それもわからない
他の何かに
その火を消されたり
自らその火を消そうとしたり
それもわからない
そっとその灯火を
ただただこの蝋燭を見つめ続ける
最初のコメントを投稿しよう!