第五話 不安

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「では、今日はここまで」 リーンゴーン。 鐘の音と共に、今日の授業が終了する。 「う~…」 あたしは大きく伸びをすると、 「あ、そうだ。ジン先生に呼び出し食らってたんだった。」 思い出したよ。 すっかり忘れてたなぁ。 「ルイ~っ」 横からチフルの声がした。 「ジン先生来てるよー?」 えっ。 あたしはうそっ、と立ち上がって、ドアの方を見た。 そこにいたのはー 眼鏡の、髪の長い男の人。 ジン先生だった。
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