ケンムン~怪者~Ⅲ

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ρρρρρρρρρρρρρρ ある日、浜の潮たき小屋で二人の男が潮をたいていた時のことです。火のそばにケンムンがやってきて、足にからまったり、邪魔をしました。男たちは、あまりもうるさいので怒って煮えたぎっている潮水をかけてやりました。ケンムンは熱さのあまり山へ逃げ帰りました。しばらくすると、ケンムンが仲間を連れて、ぞろぞろ仕返しに押し寄せてきた。男たちはびっくりして、ひとりは屋根に登り、ひとりは船をかぶって隠れました。屋根に登った男はすぐに見つかって、噛み殺されてしまいました。あとのひとりは、見つからずにすんで、命が助かりました。いまでも、このあたりには、ケンムンがいるといわれています ※注意ケンムンは猫に化けたり、子馬に化けたり、意地悪でいたずら者です。 ρρρρρρρρρρρρρρ
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