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今日はクラス分けだけという事だったので、シオンとミリアはこれから自分達の家になる寮に帰っていく。
「……やっぱりこうなるのか」
「別にいいじゃない」
シオンがヘコんでいるのには理由がある。
寮の部屋についてだ。
女王の手回しのお陰(?)でシオンとミリアはめでたく同じ部屋で共同生活をする事になった。
「今さら変更とかしてくれないだろうし……鍵も付いてるから大丈夫……か?」
少々……いや、だいぶ(?)問題はあるが、シオンも部屋に入り荷物を片付ける。
シオンの荷物は大して多くなかったので整理はすぐに終わってしまう。
今の時刻は十六時。
「飯の用意でもするか」
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