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「えっ お父さんは死んだのでは?」
「どこかの時代でまだ生きておるやも知れぬ 大いなる意思の与える試練は何年にも渡るやも知れぬ
じゃが現世においては経過時間はキッカリ24時間 大いなる意思に認められなかった場合 『時の扉』を開けた24時間後に勝鬨の剣だけがこの場所へ戻っておる」
「では 上手くお父さんの居る時代だったとしたら、一緒に帰ってこれるかも?」
「大いなる意思がそれを認めれば、もしかしたら可能かも知れぬ じゃが 相当厳しい試練じゃぞ!」
死んだと思っていた父が生きているかもしれない。
もしかしたら一緒に暮らせるかも知れない。
翔には、もう迷いは無かった。
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