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目覚めると彼女の姿はなく、時刻は放課後になっていた。 んっ…、紫乃? やはり辺りを見回しても人の姿はなかった。 やべっ、部活っ!! 慌てて教室に戻り部室へ向かった。 部活の最中にも屋上での出来事が気になり集中できなかった。 あれは、夢だったのだろうか・・・ そんな筈はない、確かに屋上には紫乃はいたんだ。 かすかにまだ頬のくすぐったさが残っているのだから。 明日屋上へ行こう。そしたらまた彼女に会えるかもしれないと期待に胸膨らませて・・・
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