幸せのみつけかた

携帯電話

いつも握りしめている。
君からの連絡を待っている。
携帯が点滅するたび
鼓動が音を大にして鳴り始める。

着信やメールの受信にある
君の名を探してみた。
思ったよりも少なくて
苦笑いをしていた。
ふいに見る携帯の画面。
待ち受け画像と目があった。
いつもと同じ。
何一つ変わらない画像を
ただぼんやり見つめてた。

このメールを送れば
いつメールの返事は来るの？
いつ電話をかければ
君は電話で話をしてくれるの？
わからない問い。
答えが見つからない。

だから今も握ってる。
君からの連絡を待っている。