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日本 二ノ宮細菌研究所
[生物災害Lv.5 対応施設]
そこに、推定危険度Lv.4のロシアで発見されたウイルスのサンプルが運び込まれていた。
本体は、アメリカのCSI(科学捜査班)に運び込まれている。
そして、白一色で様々な機械がある部屋で細菌防護服を着た科学者達がアンプルに入ったウイルスのサンプルを機械で検査していく。
空気感染能力:推定Lv.0
血液感染能力:推定Lv.4
機械の液晶画面に、そう表示される。
「新型ウイルスには空気感染能力が無い、と。」
報告書に科学者が実験結果を記録する。
そして、突然一人が細菌防護服を着た科学者からウイルスのアンプルを奪い取った。
「何を・・・!?」
「これが、新型ウイルスねぇ・・・。」
それは見学者として入り込んでいた、この研究施設の投資家である明治時代から続く大富豪、雨宮家の現主人"雨宮 健蔵"(KENZOU AMAMIYA)の息子、"雨宮 啓斗"(KEITA AMAMIYA)だ。
五流大学の学生で、父親の権力で好きな事をやって来た、平均より下の学力の馬鹿だ。
そして、彼が原因で日常に異変が起ころうとしていた・・・。
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