プロローグ 夢の中の出来事
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もうすぐで出口だという時に、躓いて転ん だ。 僅かな光りが、‘そいつ’の正体を浮かび 上がらせた。 狼の様な顔。 毛むくじゃらの身体。 鋭く尖った手足。 明らかに人ではなかった。 でも獣でもなかった。 敢えて言えば半獣人…。
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