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紅魔館近く、広く深い湖はもう春だというのに厚い氷に覆われていた。
チルノはいつも川で釣りをしているのだが、最近釣れなくなったので今日はここへやってきた。
そして、湖の氷に小さな穴を開けてそこから糸を垂らし釣りを始めたものの、いっこうに魚はかからない。
『糸が短いのかな』
そこで、さらに糸を垂らしていくと竿に確かな手応えを感じ、よし、とそれを引っ張りあげてみると釣り針の先に小さな瓶が引っ掛かっていた。
『ただの瓶じゃない』
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