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『わあ、すごいすごい。こんなにたくさん』
チルノが嬉しそうにリンゴを両手に取って勢いよく食べ始めると、その隣で少女は得意げに腰に手をあてていた。
『さあ、つぎの願いはなに?』
チルノにもっと喜んでほしいのか、少女は張り切って言った。
『お腹もいっぱいになったし、あたいもう幸せだよ』
『そんなこと言わずに、強くなりたいだとか、お金が欲しいとか、なにかあるでしょう』
『え、だってあたいってばさいきょうだし、お金なんて使わないし…。そうだ、釣りをしたら絶対に魚がかかるようにして』
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