92人が本棚に入れています
本棚に追加
そんなことはお安いごようと少女は、チルノに手をかざし虹色の煙を全身にかけた。
チルノがためしに穴に糸を垂らしてみると、十秒とたたないうちに魚が一匹、 二匹、三匹四匹五匹。
どばどばどばどばどばどば。
『やったあ、これでもう食事に困ることはないのね』
チルノは嬉しさのあまり涙目になっていた。
『喜んでもらえて嬉しいわ。さあ、次が最後の願いよ』
『まだのこってるの、もうなにも無いわよ』
チルノは満足してその場に腰を下ろした。
『なんでも願いがかなうのよ、何かしらあるでしょう。ねえねえ、はやく願いをいって頂戴』
最初のコメントを投稿しよう!