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そして、屋敷内のとある一室の前
「では、信志さん、他の3人もこの中に居ますので、ここの中でアナウンスがあるまで待っててください。」
「あ、はい…………そうだ暁さん、まだ希望者は増えるんですか?」
部屋のドアノブを握りながら信志は暁に聞く
「いえ、お嬢様に四人集まったら募集を終了してくれと頼まれておりますので、これ以上増えることはありませんよ。」
「そうですか、ありがとうございました。」
「はい、では頑張ってください。」
暁さんはそう言うと、すぐに来た道とは逆のほうの廊下の走って行った
「さて…………………うわ。」
信志は部屋のドアを開けて中に入ると同時に部屋の中にいた3人の視線を感じ、思わず呻いてしまった
「お前が四人めか。」
「え?」
声がした方を向くとそこには、スーツ姿の二十歳ぐらいの人がいた
「はい、高田信志と言います、そちらは?」
「私の名前は、真原俊樹(さなはらとしき)だ、よろしくな。」
「あ、はい、よろしくお願いします。」
「やあやあ、君、信志って言うんだね、見たところ同い年だよね?
僕の名前は、本田政彦(ほんだまさひこ)だよ、よろしく~。」
「はい、よろしく。」
「おや、信志君、私の名前は高頭豊(たかとうゆたか)だ、一応、君とは同じ学校だったんだよ、いつも君に成績には負けていたがね。」
「へぇ、あなたもあの高校に。」
「あぁ、だが、君は確か就職先が決まってたんじゃなかったのか?」
「いや……………ちょっとね。」
さすがに就職先倒産して家族が離散したなんて言えないなぁ…………
ガチャ
「それでは皆様、隣の部屋の中にお入りください。」
信志が三人と会話していると、、扉が開き執事服を着た男性が入ってきた
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