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「あ、そうなんだ…………うん、わかった…………うん。」
お嬢様は学習時間と聞き、元気のない声で返事をして、自分の机に向かって歩き出す
因みにここはお嬢様の部屋
「じゃ……………行ってくるね………。」
「あ、俺も一緒に………。」
「ううん、信は待ってて………。」
バタン
信志を部屋に残したまま瑠奈は部屋の扉を閉めて出ていった
「な………なんだ?どうしたんだ一体………。」
「お嬢様はいかれましたか?」
「うわぁ!! 暁さん!!」
いきなり扉が開き、暁さんの顔が現れ信志は驚いて声を出す
「そんなに驚かなくても…………それより、お嬢様は?」
「あ、すいません………たった今勉強道具を持って出ていかれましたよ? 俺も一緒に行こうかと思ったのですが、お嬢様に断られてしまって…………。」
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